天ぷらについて


 天ぷらの起源については諸説あるが、現在では400年前に南蛮料理として長崎に上陸、スペイン語で寺院を指す、「テンポロ」もしくは、イタリア語、ポルトガル語で金曜日の祭りを指す「テンポラ」がなまり、「天ぷらと呼ばれるようになったという説が有力である。料理書にはじめて記載されたのは寛永元年(1748年)の『歌仙の組糸』にてである。ただし、当時はから揚げのようなものも指したらしい。いずれにせよ、庶民の食べ物として普及したのは18世紀後半らしい。はじめは屋台うりの形式であり、内店の形式を取るようになったのは明治になってからだ。

 天ぷらに必要な植物油には体で合成することの出来ない必須脂肪酸が豊富に含まれている。特に、リノール酸はビタミンFと呼ばれるほど、体の細胞組織には欠かせないものであるほか、プロスタグランジンというホルモンの元となるし、血中のコレステロールの量を調節する働きもある。また、油脂は脂溶性ビタミン(A,D,E,K)の吸収を助けたり、ビタミンB1.B6の節約作用もある。加熱によるビタミンの損失は加熱時間が少ないため、煮物よりも少ない。

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